アライグマ版ミシュランに掲載された話
アライグマ版ミシュランに掲載された話
ある日の朝、トウモロコシが何者かに食べられていた。
犯人はすぐにわかった。
職場の近所に住むアライグマ——通称ラスカル。美味しいものしか食べないと、近所でも有名な存在だ。
まさか自分のトウモロコシを食べるとは思っていなくて、内心嬉しかった。
でも、二口三口しか食べていなかった。
「うーん」
「やっぱ舌、超えてるな。うちのじゃあかんのか」
少し残念。まあ大丈夫だろうと高を括っていた。
二日後、事件は起きた
なんと、きれいに一番なりごろのトウモロコシ3つ。一粒残らず食べられていた。
嘘だろ……(笑)
と思う反面、あの舌が厳しいラスカルに私の野菜が「おいしい」と認められた。そう思うと嬉しくなって、
「やったー」と喜んでしまった。
師匠に怒られた
師匠にも報告した。
「ラスカルに私の野菜、選ばれたらしいです」
「それは喜ぶことではない」
笑いながら怒られた。
確かに、害獣に襲撃されて喜ぶ人いないわ(笑)
自分でもトウモロコシを食べてみたが、確かにおいしかった。
「ラスカル、わかってんね」
心の中で思った。
これ以上被害に遭わないように
ネットをかけた。
さあ、ここから私とラスカルの戦いが始まる。
農業修行中のみっこが、現場から伝えるリアル。🌱
