農業をはじめたきっかけ
日本の食を守りたい。私が「農業」の道を選んだ理由
私、日本の食を守ろうとしています。本気で。
今の日本は、多くの食を輸入に頼っています。
「安いからいいじゃない」
――本当に、それでいいのでしょうか。
もし貿易が止まったら、私たちの食卓はどうなるのか。耕作放棄地が住宅に変わり、「米がない」と叫ぶ世間の声を聞くたびに、胸が締め付けられる思いでした。
「あのとき、動いておけばよかった」
そんな後悔だけは、絶対にしたくなかったんです。
理想と現実の「100倍」の差
日本の食を守るために戦おう。そう決意して飛び込んだ世界は、想像の100倍過酷でした。
畝づくりの仕上げは、機械ではなく人の手。鍬をうまく使えないまま、じりじりと照りつける太陽の下で腕が震える。「これを独立したら、一人でやるのか」——そう気づいた瞬間、正直、絶望しました。
別の農家さんでの栗拾いは、人生でいちばんきつかった。残暑の残る急斜面で、「本当に倒れるかもしれない」 と思ったのは、生まれて初めてでした。
それでも今、農業で食べていく自信があるかと聞かれたら、正直まだありません。手間ひまかけて育てた作物が、虫食い一つで出荷できなくなる。自然の厳しさを、これでもかと痛感する毎日です。
毎日が「命の授業」
ご縁に恵まれ、今は3年後の就農を目指して、ある農家さんのもとで修行をしています。家族みんなで農業を営む、家族経営の農家さんです。知恵を惜しみなく伝えてくれるお父さんも、お母さんも、息子さんも——全員が私の師匠です。本当に、頭が上がりません。
水やりの難しさ、土の管理の大切さ、袋詰めの丁寧さ。そして、自分で育てた野菜が、こんなにも美味しいという驚き。
学ぶことが「楽しい」と思えたのは、一体いつぶりでしょうか。
そんなある日、師匠がこんな言葉をくれました。
「植物と一緒よ。小さいのも大きいのもあるでしょ。でも土の下はどう? 大きいのも小さいのも、一生懸命根っこを伸ばして、必死に生きてるの。人間も一緒。生きてるだけで十分なの」
「誰かと比べることほど、無駄なことはない。何を言われても、自分を信じなさい」
土を触りながら言われたその言葉が、今も胸に刺さっています。
自然と共に生きる、最強の贅沢
土に触れていると、不思議と心が穏やかになります。虫の音、鳥の声、青い空の色。自然と共に生きている——そう実感できる毎日です。
ゼロから1を作り出す農家さんの姿は、理屈抜きに「かっこいい!」の一言です。
自分の手で何かを生み出し、自然と向き合う。そんな毎日は、今では私の**「生きる糧」**になっています。この道を選んだことは、間違いではありませんでした。
不安もあるけれど、自然と共にある未来にワクワクしている。機械化が進む時代だからこそ、私は最後まで人間らしく戦おうと思う。
今年の5月には夏野菜を植える予定です。トマト、ナス、トウモロコシ——できるかわからないけど、とりあえずやってみる。師匠に質問しながら挑戦します。
修行を始めて4か月。作物の成長のすばらしさを、多くの人に伝えたい。なんでもネット検索できる時代だからこそ、子どもたちにも食のすばらしさを届けていけたら——夢は広がります。
ボディメイクと同じように、農業のリアルもボチボチ綴っていきます。 泥臭く、私らしく進む道に――少しだけお付き合いください。
このブログでは、防災士×介護士×農業修行中のママ目線で、しぶとく生き抜く知恵を発信しています。一緒に根っこを太くしていきましょう🌱
