トウモロコシを収穫して。来年へ生かすための分析と対策。
トウモロコシを収穫して。来年へ生かすための分析と対策。

まず最初に伝えておく。
うちは自分で考え、作物を育てていくという方針です。自分の力で勉強して、調べてどうしてもわからない部分だけ師匠に聞く。常に考えて、失敗して、次に生かす。実践形式の実習です。
今回のトウモロコシ、徹底的に振り返ります。
今回、一番気になったこと
収穫を終えて、4つのことがずっと頭に残っています。
① 発芽が遅かった
種をまいてから発芽までが思ったより遅かった。土か種に十分に水が行き届いていなかったのか。
② 下の脇芽ばかり伸びて、成長点が伸びなかった
これが一番気になっています。脇芽に栄養が取られて、メインの茎の成長が止まってしまったのか。それとも別の原因があるのか。
③ 虫食い
アワノメイガによる被害だったと思われます。気づいたときにはすでに手遅れでした。
④ 歯抜けになった
受粉不良が原因と考えられます。実がびっしり詰まらず、歯抜け状態になってしまいました。
この4つを踏まえて、今回の栽培を徹底的に振り返っていきます。
発芽が遅かった原因
土もしくは種に、十分に水が行き届いていなかったと考えられます。
来年の対策:
- 土をあらかじめ水につける
- または種を水につけてから植える
畝の高さが低すぎた
今回は約5センチ。これが低すぎました。
来年の対策:
畝の高さを10〜15センチにして定植する。
追肥のタイミングが遅すぎた
今回は1回、タイミングが遅かったと考えています。
来年の追肥タイミング:
- 1回目:草丈が40〜50センチになり、先端から伸び始めたタイミング
- 2回目:実の先端からヒゲが出始めたとき
不稔(実が入らない)の原因3つ
① 2列で植えていた(受粉不良)
トウモロコシは風で花粉が飛ぶ植物です。2列では風向きによって花粉が遠くへ流れてヒゲに当たりにくくなります。
来年の対策: 四角いブロック状に、3〜4列に分けて植える
② 雄穂とヒゲのタイミングがずれた
てっぺんの雄穂から花粉が飛ぶ時期と、実からヒゲが出る時期がずれてしまうことがあります。花粉が落ちきった後にヒゲが出ても、受粉できずに歯抜けになる。
③ 受粉の時期に雨が続いた
花粉が一番たくさん飛ぶ時期に大雨が降ると、花粉が地面に流されて受粉の成功率が大幅に下がらしい。
来年の対策:人工受粉をやってみる
畑のスペースが狭い場合は人工受粉を行うことにします。
やり方:
- てっぺんの雄穂が咲いて黄色い花粉が出始めたら、雄穂をハサミで切り取る
- その雄穂を手で持ち、実のヒゲにメイクブラシでパタパタと直接こすりつける
これだけで、風が吹かない日でも受粉率が劇的に上がり、先端までびっしり粒が詰まったトウモロコシが収穫できるらしい。
ほんまか?(笑) やってみます。
脇芽(分げつ)は残すべき?
調べてみると、残したまま土寄せするのが正解だとわかりました。
脇芽があることで根が四方に強く張るので、土寄せの効果がさらにアップします。根元にしっかり土を寄せて、脇芽はそのまま残しておく。この2つがセットで「倒れにくい株」を作ります。
脇芽を残しておくと——
- 光合成が盛んになる:葉の面積が広がり、メインの実へ送られる栄養が増える
- 根が張って倒れにくくなる:台風などの強風に強い頑丈な株になる
- メインの実だけに栄養がいく:脇芽につく実は大きくならずに途中で止まるので安心
そう書いてあったのに——今年は心配しすぎて、収穫直前に脇芽を切ってしまいました。
来年は待ちます。絶対に。
📌 出典:やまむファーム「トウモロコシの育て方と栽培のコツ」
天敵「アワノメイガ」の対策
調べていて初めて知ったのがアワノメイガという虫の存在です。
蛾の仲間で、幼虫が茎や実の中に潜り込んで食い荒らします。春から秋にかけて2〜3回発生するそうです。
一番厄介なのはここです。幼虫が茎や穂の中に入ってしまうと薬剤が届かず、気づいたときにはもう手遅れになることが多い。
来年はこれを意識して対策します:
- タイミングが命:雄穂の出始めた時期と、雌穂が出始めた時期の2回が防除のタイミング
- 家庭菜園の場合:ネットを被せて成虫の侵入・産卵を防ぐ
- 有機栽培の場合:BT剤は有機農業での使用が認められており回数制限なし
📌 出典:タキイ種苗「病害虫・生理障害情報」
水管理も、ほぼ間違っていた
① 初期(定植〜草丈20センチまで):乾燥気味に育てる
発芽直後はたっぷり水を与えるが、その後は「土の表面が乾いたらたっぷり与える」を守る。少し乾燥気味にすることで、水分を求めて根が地中深くたくましく伸びる。
② 中・後期(雄穂が出始めてから収穫まで):最も水が必要な時期
この時期に水が足りないと、ヒゲが伸びきれずに受粉不良を起こし、実がまばらになる。土が乾く前に、毎日たっぷりと足元に水を注ぐ。
③ 収穫直前(実が膨らむ時期):水を与えてジューシーに仕上げる
トウモロコシの粒のみずみずしさと甘みは、この時期に吸い上げた水分で作られる。収穫当日まで、土がカラカラに乾かないよう水やりを続ける。
なるほど。
中期・後期も水が少なかったし、収穫前は水を減らしていた。
調べたつもりだったが、ほぼ間違ってた。
トウモロコシさん、ごめんやで。ほんまに。
来年の課題
- 受粉のタイミングを逃さない
- 人工受粉に力を入れる
- 水管理を徹底する
- アワノメイガ対策を早めに
- 脇芽は残したまま土寄せ
- AIに聞いてできた気にならないこと
よし、来年トウモロコシリベンジするぞ!🌽
農業修行中のみっこが、現場から伝えるリアル。🌱

